平昌オリンピックに続き、平昌パラリンピックが閉幕しましたが、オリンピックに続き過去最高のメダル獲得数となり、日本人選手の活躍がまたメディアに取り上げられていますね。 様々な選手が出場していますが、その中に競技歴が、たった1年半の選手がいたことを知っていますか?
その選手とは、アルペンスキーの滑降を除く4種目(スーパー大回転・大回転・回転・複合)に出場した本堂杏実選手です。 そんなスーパールーキー本堂選手について、気になったので、少し調べてみました。
★もくじ★
【本堂杏実のwiki風プロフィール♪】

名前;本堂杏実(ほんどうあんみ)
誕生日;1997年1月2月
血液型;O型
出身地;埼玉県
職業;大学生
専門;アルペンスキー・ラグビー
オフィシャルホームページ;http://ammi.win-agent.jp/
インスタグラムアカウント;ammi.hondo
【身長や体重は?】
オフィシャルホームページでは身長は、152cmとなっています。
体重は、 オフィシャルホームページには載っていませんが、パラリンピックの特集ページなどでは55kgとなっています。
成人女性の平均とほとんど変わらない、身長と体重です。
後でも触れますが、本堂選手はアルペンスキーだけでなくラグビーもしているのですが、雪山を滑り降りたり、大きな選手にぶつかっていったりと、どこにその力が隠れているのか驚かされますね。
【大学や高校など学歴を紹介!】
高校は日体桜華高校を卒業しており、
大学は日本体育大学体育学部健康学科に現在も在学中です。
(・x・ ).o0日体大の付属の高校から日体大に進学し、世界で戦うアスリートとなる。これは、アスリートの王道と言っても過言ではない、学歴ですね。
【本堂杏美の障害って何?】
本堂選手は、先天性左全手指欠損という障害を持っており、左の指が5本ともありません。
そのため、アルペンスキーのスティックは右手一本のみの状態です。

左側に何も持たず、左右のバランスが違っている状態で、雪山を滑走していくのは、相当の技術と勇気が必要だと想像できますね。
また先ほども少し触れましたが、本堂選手はラグビーの競技者でもあります。
楕円形のボールをしっかりと持ち、走り、トライしなくてはいけないラグビーという競技をしていることにも驚かされます。
【弟がラグビー選手ってホント?実は本堂杏実もラグビー選手!?】
先ほどから、少し触れているように本堂選手はラグビーの選手でもあります。
アルペンスキーはまだ2年程度の経験ですので、正確には、ラグビー選手だが、アルペンスキーで活躍していると言ったほうが正しい状態です。
元々お父さんが、埼玉県にあるラグビーチームに所属しているラグビー選手だそうで、一家揃ってラグビープレイヤーです。
弟は、杏虎(あとら)さんという方で、現在日本大学のラグビー部に所属しています。

本堂選手も、女子ラグビーU-18の日本代表にも選ばれていたり、大学1年の時にはピンクリボンカップという大会でMVPを獲得しています。
そんなラグビーですが、父親の影響を受け始めたもので、始めた当初は、好きだったわけでもやる気があったわけでもなかったようです。
ただ負けず嫌いでラグビーを続けていたようですが、関東ユースのセレクションに受かったことで、「いつか日本代表になってやる」とラグビーにシフトしていったそうです。
またアルペンスキーやラグビーだけでなく、弟と一緒にボクシングクラブに行っていたことがあったり、中学時代には体力をつけるため陸上部に入部し、中学3年でハードルに転向して、競技歴数ヶ月で県大会に出場していたりと、スポーツ全般得意なようで羨ましい限りです。
【アルペンスキーを始めたきっかけや成績・経歴まとめ!】
5歳の頃から続けていたラグビーは、勿論大学に進学後も続けます。
しかし、転機は2016年、本堂選手が大学2年生の時に訪れます。
日体大スキー部のパラリンピック出場応援プロジェクトの一環として候補に挙がり、ラグビー部の部長から提案を受けました。
本堂選手は、高校時代にスキー検定2級を取得しており、ラグビー部女子監督の古賀千尋さんなどの後押しもあったことで、スキーへの転向を決意。
とは言え、本堂選手はラグビーでの代表の夢も諦めたわけではなく、今も心にはその思いがまだあるそうです。
本堂選手のアルペンスキーの主な成績は、以下の通りです。
2017年2月14日
IPC大会(スロベニア)
GSL 銅メダル
2017年3月18日~21日
World Para Alpen Skiing公認2017ジャパンパラアルペンスキー競技大会
SL(=スラローム(回転)) 途中棄権
GSL(=ジャイアントスラローム(大回転)) 優勝
GSL(=ジャイアントスラローム(大回転)) 優勝
2018年2月2日~4日
World Para Alpen Skiing公認2018ジャパンパラアルペンスキー競技大会
大回転 優勝
回転 優勝
2018年3月9日~18日
平昌オリンピック
スーパー大回転 途中棄権
大回転 13位
回転 8位
複合 10位
【世界ランキング】
オフィシャルホームページによると、世界ランキング(2017年5月15日付)(*)は以下の通りです。
回転(立位) 23位
大回転(立位) 19位
スーパー大回転(立位) 19位
*集計期間は2016年2月1日~2017年5月1日
【両親の育て方が素晴らしいと話題☆】
小学校の頃、男子に「手無し」と言われて泣いている本堂さんにお母さんは、『「おまえには心が無い」と言ってやれ』と言ったそうです。
また靴紐を結ぶのも自分でやらせていたそうで、障害を持っているからといって、特別に手助けはせずに育てるというその姿勢には、強く生きていって欲しいという、親の愛が感じられますね。
またお父さんも、お母さんと同じく障害があるからと言って特別なことをしなかったそうですし、むしろラグビーに関しては、かなりのスパルタ教育だったようです。
そんなスパルタ教育だったラグビーからスキーへ転向する時も、お父さんは、本堂さんが決めたことならと快諾したそうですし、パラリンピックで完走できた姿を見て号泣するなど、ラグビー=熱血のイメージそのままのお父さんのようです。
【彼氏や結婚相手は誰?】
今のところ、彼氏や結婚相手の情報は出てきません。
しかし、2月に行われた大会の中で、右手の薬指に指輪をしている様子が見られたそうです。
左の指が無い彼女にとって、右手の薬指に指輪と言うのは、左手薬指に代わる大切な意味なのか、それとも回りが考えすぎなのか?すこし気になります。
とは言え、顔も可愛く、パラリンピックで活躍するような選手ですから、彼氏がいたって何の不思議もありませんね。
ちなみに好きなタイプは俳優の西島秀俊さんだそうです。
20代になったばかりにしては少し渋めですね。
【本堂杏実のスキー板やゴーグルのブランドは?】
オフィシャルホームページによると、
ヘルメット・ゴーグル:BRIKO
ウェア:ONYONE
スキー板:HEAD
という、ブランドを使用しているようです。
ONYONEという会社が、イタリアのBRIKOと販売総代理店契約を結んでいるようです。
最後に・・・
本人もアルペンスキーとラグビーの日本代表が両立できるほど、甘い世界ではないと考えているようです。
それでも、どちらも夢としては持ち続けているようで、インタビューに
「今がチャンスならば前に進むしかない。そう考えると希望がわいてくる。不安な気持ちは希望で超えていけば良い。」
「頑張ることが常に良いこととは限らない。しかし、いつかは必ず報われる。」
と答えています。
平昌パラリンピックでは、残念ながらメダルを獲得することは出来ませんでしたが、「パートナー」「気持ちを高めあえる存在」とお互いに言い合う村岡桃佳選手が、5つものメダルを獲得したのを見て、燃えないわけが無いと思います。
4年後の北京パラリンピックではメダルを獲得する姿を是非見てみたいものです。
また、難しい話であることは重々承知の上で、もう一つの夢であるラグビーで日本代表として活躍する姿も見てみたいものです。
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