盗まれた顔最終回ネタバレ!ホントの結末に鳥肌!衝撃のラストとは?

こんにちは☆
今回特集するのは1月5日スタートのドラマ「盗まれた顔」についてです。

最近木南晴夏さんと結婚された玉木宏さんが主演を務めることで話題になっています。

おりす
タイトルから気になるよね!
おねずみ
どんな結末が待ってるんだろうね(汗)

今回はどういうストーリーで他のキャストは誰なの?と気になったのでドラマのあらすじやキャストはもちろん原作あらすじ・驚異の結末などネタバレについて、読んだらドラマがさらに面白くなるような話を私が誰よりも詳しく紹介します♪

盗まれた顔の基本情報

《放送予定》

2019年1月5日(土)放送スタート
毎週土曜よる10:00
※第1話無料放送(全5話)

《原作》

羽田圭介『盗まれた顔』(幻冬舎文庫)

《脚本家》

脚本は「百円の恋」や「14の夜」などを手掛けた足立紳さんです。足立紳さんは日本映画学校を卒業後、相米慎二さんに師事。助監督、演劇活動などをへてシナリオを書き始めます。2016年『14の夜』で映画監督デビューしました。

盗まれた顔のあらすじ

警視庁捜査共助課で、自ら記憶した指名手配犯の顔だけを頼りに潜伏する容疑者を捕まえる“見当たり捜査員”の白戸崇正(玉木宏さん)。彼は抜群の記憶力と相貌識別力で、部下の安藤香苗(内田理央さん)、谷遼平(町田啓太さん)とともに繁華街を行き交う群衆の中から指名手配犯を捜し続けていました。

そんなある日、白戸は群衆の中に「見つかるはずのない顔」を見てしまいます。4年前に謎の死を遂げた先輩刑事・須波通(渋川清彦さん)。須波は“見当たり捜査員”として優秀な刑事で、白戸が慕っていた人物でした。見間違いだと否定しようとしていましたが、そんな中、白戸は須波にまつわる噂を耳にします。しかし須波について調べるうち、公安や中国マフィアが動きだし、いつしか白戸は命をも狙われることになります。更に、同棲している恋人の千春(伊藤歩さん)の不可解な言動に、白戸はある疑念を抱き始めるのです…。

おりす
何かゾクゾクして来たね…。
おねずみ
え?どんな展開?

原作のあらすじとネタバレ

手配犯の顔を脳に焼き付け雑踏で探す見当たり捜査。記憶、視力、直感だけが頼りの任務に就く警視庁の白戸は無逮捕が続き、刑事としての自信、存在意義を見失いかけていました。

そんな時、見つけたのが死んだはずの元刑事。白戸が追い始めると元刑事にまつわる陰謀が露見します…。超デジタル時代に究極のアナログ捜査を貫く刑事を描く迫真の警察小説です。

おりす
何か恐いのは私だけ?
おねずみ
気になるよね…結末。

ホントの結末に鳥肌!

見当たり捜査

白戸崇正(39)は警視庁刑事部捜査共助課に所属する見当たり捜査員です。見当たり捜査歴5年のベテランで常に500人の『顔』を記憶しています。正面からの顔写真と、横顔の写真。たったそれだけの手がかり変装整形している逃亡犯を見つけるのは至難の業ですが実際に白戸は年に10人~12人ほどの手配犯を逮捕しています。

目の奥が緩むような感覚馴染みのある独特の感覚は視界に知っている顔が存在しているという脳からのサインです。相手が手配犯なのか、ただの知人なのか、部下の谷や安藤なのか、それとも恋人の千春なのかで分け隔てはないのです。それでも「記憶に該当する顔がある」という脳からの合図だけが、見当たり捜査員としての白戸の武器でした。

亡霊の影

見当たり捜査員が携帯している『顔手帳』に収められている顔写真のうち、1割ほどは外国人が占めます。ある中国人手配犯を捕まえたとき、男は白戸に言いました。「あなた、スナミ・トオルの知り合いか?須波通。かつて白戸と同期だった見当たり捜査員ですが、4年も前に亡くなっているのです。

その名前がどうして今、出てくる?いぶかしむ白戸を見て、手配犯はニヤニヤした表情を浮かべていました。また別の日。今度の獲物も中国人。王龍李は強盗殺人犯として広域手配されている凶悪犯。手配元が大阪なので、逮捕後は白戸が大阪まで移送します。新大阪駅に到着し、あとは改札の外の出迎えに引き渡すだけ…というその時、王が血を吐いて倒れたのです。

処置を施す間もなく、そのまま息を引き取りました。あとから解った事ですが、王は背中から毒物を注射されていました。

……中国人組織による何かしらの口封じか?騒然とする新大阪駅のホームをぐるりと見渡した白戸は、脳からのサインに導かれ、1人の男に目をとめました。

須波通。既にこの世にいないはずの元刑事の顔。一瞬で視界から消えた須波は、果たして白戸が幻視した亡霊だったのでしょうか?

須波通

須波通には在日中国人二世の恋人がいました。名前は林小麗(リン・シャオリー)彼女が中国マフィアに殺されたことで、須波の復讐は始まります。

須波は刑事としての本分を逸脱し、ただ復讐のためだけに中国マフィアの構成員を次々に仕留めていきました。そして、最後は中国マフィアからの報復により命を落としました。波の遺体は原形をとどめないほどに焼け焦げていたといいます。

 

…そう、須波通は4年前に確かに亡くなっている。白戸は新大阪駅で見た顔のことを「誰か別人に須波の顔を重ねてしまったのだろう」と結論づけました。

襲撃

見当たり捜査で手配犯を見つけられるかどうかは、言ってしまえばによります。二日連続で犯人を見つけられることもあれば、何か月も見つけられないときもあります。そして現在、白戸は約3か月も犯人を見つけられていません。

意識しないようにしても、焦りと不安に心をむしばまれていくのです。犯人を見つけられない見当たり捜査員など、ただの散歩者。誰にも咎められないからこそ、白戸は自身の存在意義を見失いかけていました。

見当たり捜査員になって、5年。犯人を逮捕するときの手際こそ成長しましたが、肝心の「顔を見つける能力」はむしろ退化しているのかもしれない。そろそろ潮時なのかもしれない、と白戸は思いました。

空振りの日々の中、何の前触れもなく襲撃は起こりました。車の中から突如現れた大柄な男たちは、白戸を拘束し、車の中に押し込めようとしてきます。

「※※※※※※!」

中国語の怒声。襲撃者は中国マフィアか…!?なんとか拘束を振りほどき距離をとると、男たちはすぐに車に乗り込み去っていきました。いったい誰が、何のために自分を襲わせたのか?見る側」である自分が「見られる側」になっていたという事実に白戸は身震いしました。

情報と仮説

尾行をまいて辿り着いたのは、小池から指定された店。この日、白戸は同期であり組織犯罪対策課の小池から秘密裏に呼び出されていました。頼んでいた情報について、何か掴めたのか。わざわざ電波の届かない半地下の店を選んでいるあたり、よほど重要な情報なのかもしれない。薄暗い店内に小池の姿を見つけると、白戸はさっそく情報提供を求めました。

1.王が何者かによって始末された件

小池によれば地下銀行の頭首でもあった王に工作活動を行おうとしていた公安部員がいたらしい。名前は川本

生前の須波と最後に接触し中国マフィアに1人で闘いを挑もうとしていた彼に協力を持ちかけようとしていた人物。王を消したのも、この男なのか?

2.須波通の亡霊

結論からいえば須波通が死んだという記録には不審な点があるのです。
・司法解剖を担当した法医学者が、後に偽の診断書を請け負っていた人物だと発覚していること。
・そもそも中国マフィア2人と一緒に車の中で焼かれていたという状況が不自然であること。
総合的に判断すれば、須波が生きているという可能性は捨てきれないのです。

3.須波が生きていた場合の仮定

須波が亡くなったとされる頃から、川本は協力者として1人の有能な男を使い始めたといいます。もし、須波の死を偽装したのが川本だったとしたら…「須波は…公安捜査員の配下で暗躍し続けてきたということか?」白戸の言葉に、小池は無言で頷きます。おそらく須波は、復讐のために川本と何らかの取引をし、見返りのために川本の協力者になったのです。

4.須波(仮)の現在

川本の配下にいる須波らしき男は先日、独断で中国人の密航船を爆破しました。そうして現在、須波の顔写真はあらゆるチャイナタウンで出回っています。同胞をやられた中国マフィアは、報復のため須波らしき男を血眼で探し回っているといいます。

つまり、なんらかの理由で須波が川本から離れ、川本は須波の情報をマフィアに流した、というところか」公安も中国マフィアも、須波を追っています。

そして白戸は須波の顔を知っている見当たり捜査員で、しかも事件に首を突っ込んでいる。白戸もまた公安や中国マフィアから目をつけられていると考えるのが妥当だろう。そう考えてみると、先日の襲撃やここ最近の尾行にも納得がいったのです。

5.川本の動向

川本はつくばにある「日本ネクソス社」という医療・介護用の機器メーカーと接触しているといいます。「日本ネクソス社」の親会社は米国の「ネクソス社」で、軍需産業を主とした企業。

特に情報の監視や整理が得意分野だといいます。そんな企業に、川本はいったい何の用があるというのか…?手がかりは1つ。

ネクソス社員の社員で、数か月前に弁護士と歯科医の命を奪ったとして逮捕されている人間がいます。塚本孝治。おまえが見当たりで捕まえた男だよ小池の言葉で白戸は思い出しました。

逮捕のとき、塚本は確かに「濡れ衣だ!国策逮捕だ!」と叫んでいました。当時は聞き流しましたが、あるいは……

存在

非通知番号からの着信に出ると、聞き覚えのある低い男の声が聞こえてきました。俺を見つけられたか?大阪では驚いたよ。あの白戸が隙だらけでこの世にいないはずの、須波通の声。

梅川亭で待ってる」一方的にそう告げられ、通話は切れました。突然の呼び出し。危険であることは承知しつつ、白戸は指定の場所へと向かいました。

老舗鰻屋の梅川亭には、須波の姿はありませんでした。その代わり店の外には堅気ではないと解る人間が数人います。

……電話が傍受されていて、連中(公安と中国マフィア)も須波を探しにきたのか。そこまで考えて、ふと気づきます。

須波の狙いは川本一派と中国人たち「敵」の動きを見ることだったのではないか?「敵」の実力を見極めるための囮として、白戸は使われたのです。…結局、梅川亭に須波は現れませんでした。

しかし、これではっきりした。須波通は、生きている。

川本とネクソス社の陰謀

東京拘置所で塚本孝治と接見。塚本は相変わらず無実を主張し、すべては警察とネクソス社によるでっち上げだといいます。

では、なぜ警察とネクソス社はそんなことをしたのか?塚本は順を追って経緯を説明しました。

1.日本ネクソス社はDNA採取事業を隠れ蓑にして、米国の情報機関に日本人のDNA情報を売却していました。

2.弁護士の田島が始末されたのは、市民派で知られる彼がネクソス社の『裏』に気がついたから。

3.歯科医師の赤荻が始末されたのは、彼が田島の友人で、田島からネクソスの『裏』を聞いていたから。

4.塚本が2人を手にかけた犯人に仕立て上げられたのは、彼が赤荻からネクソス社の『裏』を聞かされていたから。

つまり、すべてはネクソス社による『口封じ警察組織が口封じに加担したのは、ネクソス社による技術提供を受けていたからです。

犯行当日、塚本にはアリバイがありましたが、立ち寄ったコンビニの防犯カメラ映像は何故か消されており田島宅からはありえないことに塚本の指紋が採取されたといいます。

すべては警察とネクソス社によるでっち上げだったのです。
事件後、身の潔白を証明することは不可能だと判断した塚本は全国を逃亡。

潜伏先で「消されたはずのコンビニの防犯カメラの映像が手に入った」という同僚からのメールを受けて東京に向かったところ、待ち合わせ場所に着く前に白戸に逮捕されたということでした。
……塚本にメールを送ったのは、本当に同僚だったのだろうか?

宮坂千春

白戸には付き合って5年、同棲して4年の恋人がいます。名前は宮坂千春。33歳になる彼女は介護ヘルパーとして働いており、今のところ結婚の話は出ていません。そんな彼女の様子が近頃おかしい。

白戸に隠れてメールや電話をしているようだし、隠れて誰かに会っているような気配もあります。

……浮気、なのか。

携帯電話を盗み見ると「海老原貫一」という男とやり取りをしているらしい。決定的な証拠ではありません。しかし、だからこそ疑いは晴れません。

白戸はふと思う。

……考えてみれば、自分は千春のことを何も知らない。出会い系サイトでプロフィール写真の顔を見て、好みだったから連絡した。会ってみたら思いのほかに気が合って付き合うことになった。

それから5年が経過し、もう4年間も一緒に暮らしている。しかし千春の過去のことは一切知らない。

自分も尋ねないし、千春も話さない。

……果たして宮坂千春とはどんな人間で、今、何を考えているのだろうか?こんなことばかり考えているからか、最近はよく変な夢を見る。塔を背景に立っている女。明るい髪色と派手な化粧の女は素朴な千春とはタイプが違いますがなぜか別人とも思えないのです。

女の視線はどこかよそに向けられていて、白戸のことは視界に入っていません。これは「千春の気が別の男に移ったのではないか」という不安が見せる夢なのだろうか?

接触

休暇を合わせて、千春と一泊二日の熱海旅行へ。温泉から上がり部屋に戻ると、なぜか室内に千春の姿はありませんでした。どうやら先に戻ってきて、またどこかへ行ったようなのです。

千春が淹れてくれていたお茶を飲んで待っていると、なんだか眠くなってくる。……いや、それだけではない。気がつけば白戸は、体を自由に動かすことができなくなっていたのです。

 

…と、その時、部屋に人の気配がしました。白戸、俺を探しているのか?聞き覚えのある低い声の主は、須波通。指一本動かせない白戸の視界の外で、須波は語り始めました。

1.小池の仮説は的を射ていた。須波は川本の下で働いていて、つい最近離反した。

2.白戸が新大阪駅で見かけたのはやはり須波で、王の始末が川本の下での最後の仕事だった。

「話はわかった。だが、なぜ会いに来た?」
白戸、俺の顔を見つけろ」須波の目的は川本を社会的に抹殺すること。

そのためには、川本の目が直接須波に向いていては都合が悪い。川本の目が「須波を見つけることのできる見当たり捜査員」に向いている状態が、須波にとって最も動きやすいのだといいます。

……つまり、囮か。

「俺を巻き込むな」
「そうはいかない。おまえは王龍李を見つけてしまった。顔だけで犯人を見つけられる男が、俺のかつての同僚。巻き込まれないわけにはいかないだろう」

須波の指摘通り、今や白戸は公安の川本一派や、彼らと協力関係にある中国マフィアから目をつけられています。すでに十分に、事件に関わってしまっているのです。

川本たち公安は、独自の情報システムにより監視網を敷いていますが、先日までその配下だった須波はその弱点を知っています。

顔認証システムに引っかからない整形を施しているため、川本に捕まることはないといいます。機械をも欺く別人になった須波を見つけられるのは、元の須波の顔を知っている見当たり捜査員である白戸だけ。

自分で自分を欺かないようにしろ。そうすれば、俺の顔だけでなく、おまえはすべてを見つけられるはずだ意味深な言葉を残して、須波は消えました。

…あとから話を聞くと、千春は部屋の外でうっかり眠ってしまっていたらしいのです。須波も千春は無関係だと言っていました。

困惑

須波の期待とは裏腹に、白戸は120日連続で無逮捕の日々が続いていました。原因の1つは、白戸の記憶力の性質です。

白戸は携帯している『顔手帳』の500人に加え、これまで記憶した約3000人の手配犯の顔を覚えています。

そして、それを忘れることができない。すると、どうなるか。

ある時は手配犯だと思って追いかけた男が、かつて自分自身が捕まえた元犯罪者だったことがありました。男は仮釈放中の身で、捕まえる必要はなかったのに、白戸の脳は相変わらず「手配犯かもしれない男がいる」と反応してしまったのです。

そして最近では、事態はもっと深刻になっています。脳から「知っている顔がある」というサインを受けて追尾した男は、なんと大学生時代のバイト仲間でした。しかも男と白戸は会話したことがなく、バイトの期間も1週間しか被っていませんでした。

考えてもみてほしい。20年前にすれ違っただけの人間の顔を覚えている人間がどこにいる?見当たり捜査を始めた頃と比べて、記憶力に関する白戸の能力が変質しているのは明らかなのです。

そして「知っている顔が視界内にいる」という感覚に頼って見当たり捜査をしている白戸にとって、それは絶望的な変質なのです。

対峙

その瞬間は、本当に突然やってきました。脳からの指令はいつになく具体的で、しかも確信に満ちています。

あの男は、須波通だ
俺の顔を探せ」という須波の言葉を思い出すまでもなく、反射的に白戸は須波の追跡を始めました。

複雑なルートを経由して辿り着いたのは、とある倉庫。白戸を尾行していた中国マフィアの気配はすでになく、最終地点に辿り着いたのは須波と白戸の2人だけです。意を決して倉庫内に足を踏み入れると、そこには全く知らない顔の男が立っていました。

かつての須波通の面影は一切ありません。しかし、白戸にはその男が須波であることが理解できたのです。巧妙な整形ですが、白戸の目は誤魔化せないのです。

「見つけてくれたか。本庁の認証コンピューターにも引っかからないこの顔を、よく見つけられたな」声だけが須波通であることに、違和感を感じる。ともかく男はやはり須波通でした。白戸がぶつける問いに須波は1つ1つ答えていきます。

1.なぜ須波は白戸に目をつけたのか?

塚本孝治の協力者と偽って塚本を東京に呼び出したのは、川本チーム時代の須波たちでした。須波はそこで白戸の存在に気がつきました。

2.川本から離反した理由は?

川本こそが恋人の真の仇だったから。須波の恋人だった林小麗は、川本が抱える中国人協力者の1人でした。では、なぜ林小麗は中国マフィアから始末されたのか?

それは川本が、当時自分から離れようとしていた中国人協力者たちへの見せしめとして、林小麗がスパイだという情報を中国マフィアに流したからです。

その後、復讐に狂った須波は恋人の仇をとるため中国マフィアに無謀な戦いを挑むことになりますが、それすらも川本の計算のうちでした。須波の激しい報復によって中国人犯罪組織間のパワーバランスは崩れ、最終的には川本が中国人たちの弱みを握る形で落ち着きました。

と、同時に川本は中国マフィアへの報復をエサに須波という有能な配下を得たのでした。
つまるところ、すべては川本による策略だったのです。川本は林小麗を切り捨てることで、中国人協力者たちの離反を食い止め、中国マフィアの弱みを握り更に須波という男を得ました。

ある情報筋からその真実を知った須波は即座に川本から離れ、こうして敵対しているというわけなのです。裏切った駒を始末しようとする公安だけではありません。川本の庇護がなくなった今、須波は復讐のために敵対した中国マフィアからも追われています。

……とても1人で立ち向かえる相手ではない。須波はいったい何を狙っているというのか?

決着

車の音が聞こえた直後、銃を持った男たちが倉庫内になだれ込んできました。中国マフィアと公安の混成部隊。最後にゆったりと姿を現した男こそ、リーダーの川本です。その右手には拳銃が握られています。

「白戸警部補、あんたは関係ないんだ。早く銃をしまった方がいい」白戸は川本の言葉を鵜呑みにするほど鈍くはありません。須波もろとも白戸も始末しようとしていることは明白でした。

距離をとってにらみ合う、須波と川本。先に沈黙を破ったのは須波の方でした。

「俺という存在を世間に知られたら、おまえは終わるな」

「その通り。元捜査共助課刑事の死亡偽装工作に関わり、公安で運用していたなどという事実が知られたら、マズすぎる。マズすぎるよ、須波。だからこうして、今度は本当の仏にしてやろうと来てるんだろう」

「また仏になるつもりはない。俺はお前に用があった。俺が、お前を呼んだんだ」

白戸を追えば須波を見つけられることを、川本は知っていました。

そして、須波もまたそれを承知の上で白戸の前に現れたのです。つまり、この状況を仕組んだのは須波だといえるのです。

そうだったな。さて、どうする?俺を撃つか?

川本の挑発に、須波は淡々と答えました。

もう済んだよ。まだ気づかないのか?

須波は倉庫内に設置されている防犯カメラを指さす。

「お前らに教えられたやり方で、10台以上設置してある。もちろん音声も拾っている。会話は全部、映像とともに記録されているというわけだ」

須波による王手。しかし川本の余裕は崩れません。

「だから何だ。すべての記録媒体を処分してしまえばいい。無線でどこかへ飛ばす仕掛けだったとしても無駄だ。ジャミングで妨害している」

会話が止まり、一触即発の空気が流れます。須波の策が失敗に終わった今、敵は次の瞬間にも銃撃してくるかもしれません。極限の緊張感の中、白戸はふと『目の奥が緩む感覚』に襲われました。

中国人たちをまとめているリーダー格の男。あの顔は…!

「6年前、家電窃盗の際一緒だった連中はどうした?」

刑事課時代、家電チェーン店の防犯カメラに写されていた横顔を、白戸は思い出しました。正確にいえば、自分の無意識下で自分を欺くことなく、脳が顔を想起することをそのまま受け入れました。

須波に言わせれば『覚醒』した状態。過去にほんの一瞬目にしただけのその顔を、白戸は鮮明に思い出すことができているのです。

東京一帯で総額二億円近くの窃盗を行っていたチームにいたよな。あとで遺体で見つかった他の四人は、おまえが消したのか?

白戸の一言で、場の均衡が崩れました。

「※※※※※※!」

中国マフィアたちはたちまち内輪もめを始め、公安のチームはうろたえています。ようやく敵が混乱状態から抜け出したとき、今度はまた別の要素が場の均衡を乱しました。規則正しく甲高い音は、聞きなれたパトカーのサイレン。

まっすぐこっちへ向かってるんだよ、ただの通りすがりじゃない

勝ち誇った顔で須波が告げます。

俺が…いや、違う、おまえらが呼んだんだよ

「どういう意味だ?」

俺が乗り、おまえらが追いかけまわしてた車のナンバー、気づかなかったのか?

須波が倉庫までの移動に使った車。そのナンバーは、広域手配されている凶悪犯が逃走に使ったとされているものでした。わざとNシステムの監視網に引っかかるように走行することで、須波は警察を呼び寄せていたのです。

「Nシステムでおおまかな場所を特定されたうえ、不審な妨害電波を検知。Nもジャミングも、おまえらの愛してやまない武器がそのまま弱みになったというわけだ」

サイレンの音は近い。今から逃げることは不可能。呆然と立ちすくむ川本に、須波はあらためて王手をかけました。

「記録データを処分することができるのか?時間はないだろう。武装しうる広育手配犯を確保するために、大勢の人員がここへもうすぐやってくる。交番、所轄あわせての大隊かもしれない」

中国人たちが母国語でわめき散らす中、その瞬間は訪れました。怒声をきっかけに、強化ポリカーボネイト製の盾を持った警官たちが出入り口を固め、なだれ込んできます。その中には本庁の組織犯罪対策課に所属する小池の顔もありました。

「白戸!?公安の川本さんに、あんた…こんな所でなに、してる?」

小池が『須波通』に気づきました。

と、同時に、川本の目が大きく見開かれ、顔面が白くなっていきます。倉庫の奥から、須波が両手をあげて川本へ近づいていき、三メートルほどしか離れていない場所に立ちました。

そして口を開きます。

おまえも、死んだな。今日からは、俺と同じだ

須波のその言葉が起爆剤となりました。川本の両腕が上がり、銃声が響きます。後ろへ吹き飛ぶ須波の姿が視界に入ると同時に、白戸は銃口が自分の方に向けられていることに気づきました。白戸が物陰に姿を隠すと何発かの銃声が倉庫内に響きました。

結末

須波は川本の銃弾を受けて死亡。

川本らは逮捕され、警察による箝口令(かんこうれい)も虚しく、事件の全貌はメディアによって連日大きく取り上げられました。塚本は弁護士団を結成し、警察とネクソス社を相手に訴訟を起こす予定。

警察組織はなおも不祥事を隠ぺいしようとやっきになっていますが、いずれすべての真実は明らかになるでしょう。

……余談ですが須波が倉庫内に設置していた防犯カメラはすべてダミーだったのです。最後の最後で、須波はアナログな心理戦によって川本に勝利したのでした。

もうひとつの結末

「海老原貫一」のことは、職権濫用ながらも刑事としての情報網を使って調べました。結論からいえば「海老原貫一」は千春の幼なじみで、数か月前から東京で飲食店を経営している人物でした。千春はその店の従業員として、たまに手伝っているということらしい。白戸も店に足を運んで確認しましたが、海老原と千春の間に男女の関係があるとは思えませんでした。

やましいこともないのに、千春はなぜ店で働くことを隠していたのか?

少しためらってから、それでもやっぱり尋ねてみると、千春は「怪しまれたかったから」だと答えました。付き合って5年、同棲して4年。居心地のいい関係ではあるけど、白戸は千春という人間にいま一つ踏み込めていないのです。結婚のこともそう。千春は何も言いませんでしたが、心の中では焦る気持ちもあったのだといいます。そんなことさえ、白戸は知らなかったのです。

千春がわざと疑われるような行動をとったのは、お互いの関係を見直す機会をつくりたかったからなのでしょう。白戸は改めて自分がいかに千春に甘えていたかに気づき、反省しました。

千春への疑念を直接ぶつけることもせず、こそこそと刑事の領分で調べまわっているようでは話になりません。ともかく千春の浮気疑惑は晴れたのでした。これからはもっとちゃんと千春と向き合わなければならない。そんなことを考えながら、千春と一緒に歩いていくのです。

ほどけた靴ひもを結びなおすために立ち止まった千春を振り返った、その時。白戸の脳は『ある光景』を鮮明に想起しました。

夕暮れ。背景には東京タワー。どこか自分ではない方を向いている女の顔。それは、白戸が最近何度も見ている夢と一致する光景……いや、違う。

これは、記憶だ。

その光景を見たのは白戸が見当たり捜査員になる前の、7年前。当時、刑事だった白戸は国際的芸術品詐欺グループを追っていました。その中枢メンバーの1人の男には懇意にしている女が何人もいて、特に熱を注がれていたのは赤いアストンマーティンの女でした。その日、白戸は協力者を洗い出すため中枢メンバーの男を尾行していて、東京タワーにも寄っていました。夕暮れの塔を背後に歩く男の隣には、男の顔に視線を注ぐ赤いアストンマーティンの女。

服装もメイクも今よりずっと派手ですが、それは間違いなく千春でした。

覚醒』した脳が見せる鮮烈な記憶に、白戸は愕然としました。偶然ではなかったのです。

組織が一斉検挙されたあと、千春は地に足の着いた男との出会いを求めて出会い系サイトに登録し、年齢と職業と趣味だけを載せた白戸のプロフィールに惹かれました。

一方、白戸が出会い系サイトで千春のプロフィールの顔写真に目をとめたのは、それが「記憶にある顔」だったからに違いないのです。

出会ったのは、運命ではない。すべては、白戸の脳が引き寄せた繋がりでした。内心の驚きを隠しながら、白戸は何気なく千春に言いました。

「思い切って外車でも買おうか」

「たとえば?」

メルセデス、BMW、フェラーリ……アストンマーティン

進行方向右側の車道へ目を向けながら白戸が言うと、千春が苦笑しました。視界の端に、ずっと自分の方へ向けてくる彼女の視線を白戸は感じました。何かを偽ろうとするとき、男は目をそらし女は凝視する。

…嫌だな、そんな車。全然憧れない。私は、ホンダ、トヨタでいいです、もう

白戸が左横に立つ千春の目を見つめると、彼女は目を大きく縦に開き、大げさなほどの笑顔で白戸の視線を受け入れました。

白戸も、笑顔を返しました。

おりす
何やかんやスゴい話だったね!
おねずみ
これがドラマなんてゾクゾクとワクワクでしかないじゃん!

キャスト紹介

白戸崇正(しらとたかまさ)役:玉木宏

顔だけを頼りに潜伏する指名手配犯を捕まえる“見当たり捜査員”。警視庁捜査共助課に勤める本作の主人公。

プロフィール

生年月日:1980年1月14日
血液型:A型
出身地:愛知県
身長:180cm
所属事務所:アオイコーポレーション
代表作:あなたには帰る家がある 役:佐藤秀明 映画好きで、2流私立大学卒業後に映画配給会社でアルバイトの役を演じていました。

谷遼平(たにりょうへい)役:町田啓太

仕事に対する葛藤が根底にあるキャラクター。年齢的に仕事もある程度できてきて、ポジションが定まってきていて、そこから更にどうしていきたいか葛藤する、等身大の人物。

プロフィール

生年月日:1990年7月4日
血液型:O型
出身地:群馬県
身長:181cm
所属事務所:LDH JAPAN
代表作:HIGH&LOW 役:ノボル ドラマにおけるキーマンの1人。コブラとヤマトの幼馴染で親友役を演じています。

安藤香苗(あんどうかなえ)役:内田理央

見当たり捜査班の中では一番若手。才能があって、何をするかわからないパワフルな女性。

プロフィール

生年月日:1991年9月27日
血液型:O型
出身地:東京都
身長:166cm
所属事務所:レプロエンタテイメント
代表作:おっさんずラブ 役:荒井ちず 春田の幼馴染役です。

須波通(すなみとおる)役:渋川清彦

白戸のかつての先輩で4年前に謎の死を遂げました。群を抜く捜査能力の持ち主。

プロフィール

生年月日:1974年7月2日
血液型:A型
出身地:群馬県
身長:175cm
所属事務所:ディケイド
代表作:ケイゾク 役:KEE 本名:蒲田貴一、真山の身辺を調査する記者役を演じています。

千春(ちはる)役:伊藤歩

急に現れて急に住み着く猫のような、謎の登場人物で白戸の恋人。

プロフィール

生年月日:1980年4月14日
血液型:A型
出身地:東京都
身長:166cm
所属事務所:セブンス・アヴェニュー
代表作:婚活刑事 役:花田米子(主演) 刑事課巡査部長の役を演じています。

 

おりす
なかなかのキャストだね。
おねずみ
どんな展開が待ってるのか楽しみ!

最後に・・・

いかがでしたでしょうか。

なかなか難しい内容に何度も読み直したほど…。ゾクゾクする内容ですね。実写化となるとリアルに描かれるので更に楽しみなドラマになりました。主演の玉木宏さんはじめとする「盗まれた顔」ホントにワクワクが止まらないサスペンスアクションだと思います。

来年2019年1月5日(土)より毎週土曜よる10:00WOWOWプライムにて放送スタート※第1話無料放送(全5話)ぜひ観てほしいドラマです!楽しみに待ちましょう♪まず小説を読んでみるのも、ありかもしれませんよ☆お楽しみに!

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