本日2019年度後期の「連続テレビ小説」101作目が『スカーレット』に決定しました。
それもいつもは作品の脚本家が発表されて、ヒロインが後からオーディションで決まって発表されるという流れですが今回は、ヒロインは戸田恵梨香さんにもう決定していました!


それで今回は朝ドラスカーレットの実在モデルとして名前が上がっている「神山清子さん」についてどんな人物でどんな人生を送ってきたのか、そして現在は何をしているのかを紹介していきます。
実在モデル神山清子とはどんな人物?現在の活動は?

1936年 長崎佐世保出身です。幼少時代は、父親の仕事の都合で九州、近畿などの各地を転々としました。
戦後、11歳の時、陶芸の里・信楽に来ました。地元の中学校を卒業して、和洋裁学校へ進みました。当時、美術系の大学に進学したいと思っていましたが、父親の許しがもらえませんでした。
27歳で自宅を工房にして本格的に作陶を始め、人にまねできない作品に挑戦しました。工房近くの古代穴窯から出土したすり鉢やつぼに魅せられ、ヒントを得て試行錯誤の末に、独自の焼成方法で「信楽自然釉」作品を生み出します。信楽の土を用い、釉薬(ゆうやく)は一滴もかけず、窯焚(た)きはまきを使い2週間以上にも及びます。
現代日本陶芸展、朝日陶芸展など入選しました。
神山清子さんは2004年の映画 「火火」 ひびのモデルとなった女流陶芸家です。
信楽焼の女流陶芸家、神山清子(田中裕子さん)とその息子で慢性骨髄性白血病で夭折する賢一(窪塚俊介さん)の姿を描く、実話をもとにした映画です。
まだ女性の陶芸家が認められていなかった頃から古代穴窯を使った信楽自然釉の復活を目指して陶芸に打ち込む神山清子さん。
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そんな彼女を見捨てて、夫は愛人と家を出ていってしまいます。収入の途絶えた清子は2人の子供を抱え、極貧の生活を強いられますが、陶芸への夢が彼女を支えました。
賢一は母と同じ陶芸の道を目指して地元の高校へ進学します。度重なる失敗を繰り返しながらも、見事な信楽焼を完成させた神山清子さんは、陶芸家として認められるようになりましたが、そんな幸福もつかの間、賢一が病魔に倒れてしまういます。
神山清子さんは陶芸に注いでいた情熱を、今度は骨髄移植の実現に向け奔走しますが…。
完治には骨髄移植が有力でしたが、身内や友人知人に白血球の型が一致する人間はおらず、2年後に病状が悪化して亡くなりました。まだ公的な骨髄バンクが発足していない時代に広く骨髄ドナー登録者を募る運動を開始するという物語です。
現在はiPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使った新しい医療に期待しています。こうした治療方法が確立、普及されるまで「私たちは頑張るしかない」と骨髄バンク登録を献血会場などで呼び掛けています。


最後に・・・
今回のスカーレットはもうすでに映画化されるくらい有名な方の物語でしたね。それも担当はNHK大阪放送局!
物語的には悲しい場面もあることは間違いないですが、NHK大阪放送局なら笑いもふんだんに入れてくれるのではないかと朝ドラファン的には期待しています(笑)
またキャストなども発表されるのでその都度追記していきます。